一 水 一 会

水流るる音を聴きながら
珈琲と余白を味わう。

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“感じる”に、才能はいらない。

“感じる”に、才能はいらない。
 
 
感じることが苦手で…
自分の感覚がよくわからなくなった…
 
そう打ち明けてくれる人が
一水一会へきてくれる。
 
 
今は色んな役割ややることも多くて
とても忙しない時代でもあるから
その気持ちは、とてもわかる。
 
 
けど、それは”ない”のではなく
ただ「忘れている」だけだから、大丈夫。
 

 
わからないと言っていた人が
 
「あぁ、そうか」と
自分の感覚を思い出す姿に
 
一水一会をはじめてから
何度も出会わせてもらったから。
 
 

 
一水一会での『感じる』は

うつわを「選ぶ」
湧水や珈琲を「味わう」
湧きでてきたら「分かち合う」
 
言葉にすると
これくらいシンプルで、才能がいらない。
 
 
わたしのお役目は
 
その日きてくれた皆さんが
『ひとつひとつの縁を感じる』ことに
安心して、浸ってもらえるように
 
これを受けとってほしいという
わたしの“意図”を手放して
 
ムリに何かを引き出すのではなく
“自然と湧きでてくる”ような
空間づくりをさせてもらうこと。
 
 

 
そんな空間で過ごしていると
余計なものがどんどん流れていき
 
表情も、空気感も
やわらかく、軽やかになっていく。
 
「あっ、そうか」と
自分の大切な感覚を思い出す。

 
きてくれた人にとって
そんなささやかな一雫となりますように…
 
わたしもそんな想いで
道具や空間に宿るものたちと共に
 
一水一会の場をしつらえ
今日も、一杯の湧水珈琲を淹れる。

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