
それぞれの水景 / 和菓子
2025.5.18 水景 / 春の会
二種の和菓子へ込められた想い
そこから広がる水の景色𓂃⚪︎
今回の水景 Suikeiでは、二種類の和菓子をご用意いただきました。
ひとつは、ぷっくりとした饅頭のうえに静かに水滴が落ちて、ちいさな水面が広がる瑞々しい薯蕷饅頭。

もうひとつは、安曇野の湧水の流れ。やさしい水飛沫。黒文字を入れるとそこには水面が広がるような水景の和菓子をつくっていただきました。

この日はわたしたちの目の前で、紗季さんのやさしい手のひらから、ひとつの菓子が生まれるまでの景色も皆さんにお愉しみいただきました。




その様は水が清らかに流れるように、ひとつの菓子がうまれていくかのようで。
そんな和菓子に出逢うまでから出逢った瞬間、それをていねいに味わい、そこから広がるあたたかな余韻まで、お客様お一人お一人が瞳をキラキラさせながらたいせつに味わっている姿がなんとも美しく、倖せな景色でした𓂃⚪︎


紗季さんの和菓子は和菓子という存在を超えて
“ちいさな自然”と出逢えたかのような
わたしたちをやさしく包みこみ、あたたかな氣持ちにさせてくれます🌿
紗季さん。素敵な水景を、有難うございました𓂃⚪︎

[プロフィール] 菓子作家 小川紗季 / Saki Ogawa
2023年より神奈川県に小さなアトリエを構え活動を始める。店舗は持たず、展示会などのイベントに合わせた菓子を制作。
“想いを菓子に”をコンセプトに、作品や空間に込められた人の想いや自然のなかにある瑞々しさを和菓子に映す。
>>紗季さんのInstagramはこちら
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