
わたしの人生に『希望』が灯った日
今回「水景」を開催するにあたり
わたしはわたしと、ひとつの約束をした。
それは、長年わたしのなかであった「恐れ」と向き合うこと
その恐れの先にあるであろうあたたかな景色と世界をみるために、今のすべてを出しきろう、という約束。

わたしのなかで長年、「自分の感性や世界観を100%出しきってみたい」という想いがありました。
ただその一方で、その道に振りきって進むことは「同じ温度感で、共創しあえる人がいなくなるのではないか」という恐れを抱えていた。
今もそのきっかけのようなものはうまくわからないのだけど
きっとこれまでの人生のなかで、いろんな傷を積み重ねてできたものなんだと思う。
「それはただの勝手な妄想だよ」
そう頭(理屈)ではわかっていても、いざその場面になるとどこか“余力(逃げ道/言い訳)”を残して、出しきることができなかった…
自分の“感性”や“世界観”を100%出しきりたい
この想いをどうして大切にしたかったかというと『目の前の人と、より深いところで共振しあい、共に育みあいたい』という想いがあったから。
そんな心根の想いに氣づいたのは今から4年前の、2021年ごろ
そこから試行錯誤を繰り返しながらも進み続けた先に出逢ったのが、『一水一会』でした。

そこから100日をかけて日本各地の湧水地をめぐり
その土地の湧水で、その日限りの湧水珈琲空間をひらきながら、たくさんの人や土地や自然と出逢い
2024年9月、長野県安曇野へ移住する流れへ。

そこから新たな土地で
新たな人や、水や、自然とともに暮らすなかで
『水と季節を感じながら、自分のまんなかにふれる』という一雫の想いが込められた“水景”という新たな時空間が生まれた。
そんな約束を胸に構想から4ヶ月、本格準備から2ヶ月の月日を経て、いよいよ迎えた当日、
とても緊張していたものの、ここに綴った“原点”を思い出していた。
何より、共奏者の皆さんとお客様
道具や建物、周りに住まう自然たち
それらの目の前の「縁」と、「感じること」のもつ可能性を信頼して
そこにいる皆さんそれぞれが
自分の“心”が感じることに浸れるように
想いや行動を重ねていけるように
そんな一雫の想いを込めて言葉ひとつひとつをたいせつに、一杯の湧水珈琲を淹れていました。
今思い返してみると
この日はあらゆる境界線を超えて
そこに居合わせた全存在でひとつの時空間を共奏、共創していたなと思う。
そして、わたしのすぐ目の前にはずっとみてみたかった、あたたかな景色と世界が広がっていました。
わたしが抱いていた恐れは「幻想だったんだ」と心根で理解できるほどに。

2025年5月18日
わたしの人生に『希望』という光が灯りました𓂃⚪︎
すべての存在に、ありがとう。
この記事へのコメントはありません。